秋の草本花粉症対応策

花粉症は春のイメージですが、
夏から秋にかけて症状が現れる花粉症もあるようです。

その特徴と対策法を調べました。


■夏から秋の花粉症原因

夏から秋にかけて眼のかゆみ、
くしゃみや鼻水など花粉症の症状が現れる原因は
草本花粉(そうほんかふん)が有力だそうです。


【草本花粉とは】

花粉の飛散範囲が数十メートルの草本花粉は、
イネ科、キク科やブタクサ属等の背丈が低い雑草の花粉のことです。


スギやヒノキと大きな違いは、狭い範囲にしか花粉が飛ばず、
花粉が飛んでいない時期に草本植物が生えている場所を確認し、
生えている場所に近づかない限りかなり花粉を避けることができます。


【イネ科・キク科の植物に注意】

花粉の飛散時期が5月から8月のイネ科の植物は、
夏の花粉症の原因ですが、キク科の植物は、秋の花粉の症の原因です。


イネ科の植物、スギやヒノキの花粉と同様に鼻と目の症状が現れ、
どこにでもあるブタクサは、
誰でも花粉を吸い込んでしまう可能性があります。


近所に畑や河川敷がある場合は、無防備に近づかず、
花粉症の原因となる雑草が生えていると意識することが大切です。


また、全国的に広く分布しとても繁殖力が強いよもぎは、
8~10月に花粉が飛散します。


■秋の花粉症対策

春の花粉症シーズンに比べて秋の花粉について情報が少なく、
自分の症状がどの花粉によるものなのか
分からないことが多いそうです。


夏のダニの死骸が増える時期である秋はハウスダストの可能性もあり、
ぜひ病院でアレルギー検査を受けて、
気になる症状の原因を特定しましょう。


多くの方が実践した内服薬の服用、
マスクと目薬の花粉症対策の効果は、
内服薬が46.1%、マスクが21.7%という結果になりました。


定番になってきている薬の服用は、
薬特有の眠気等の副作用を嫌って内服しない人もいるようです。


【お勧めの第二世代抗ヒスタミン薬】

第一世代の抗ヒスタミン薬を服用して眠気や能力低下、
口の渇きが起きる方には、集中力や判断力の維持に
必要な脳内ヒスタミンをブロックしないため、
眠気や集中力低下に襲われない第二世代抗ヒスタミン薬をお勧めします。


花粉が飛び始めたら早めに持続的に服用してみて下さい。


春の花粉と異なり、情報が少ない秋は
事前に備えることも難しいです。


花粉症の症状が現れたら早めに医療間で検査を受けて
原因を特定し対策をして欲しいと思います。